皆さん、お久しぶりです。ブログからしばらくの間遠ざかっていました。ネパールでいろいろなことに挑戦しており、また何よりも停電が多すぎてPCでの長時間の作業ができませんでした。これから再び、僕のこちらでの経験について書いて行きたいと思います。まずは、先月挑戦した、アンナプルナベースキャンプへの登山について数回に分けて紹介します。
アンナプルナ・ベースキャンプ登山(1)
僕がアンナプルナ・ベースキャンプ(通称ABC)に行ったのは、言うまでもなく美しくヒマラヤ山脈を目の前で見てみたかったからだ。ネパールで様々な人からトレッキングについてのお話を伺い、自分の足でABCに行くことを決意した。僕の人生ではじめての本格的な山登りになる。今振り返って考えてみると、出発前は不安な気持ちがとても強かった。一番大きな不安は全くの未知の世界に行くことに対する畏れだったと思う。登山ガイドさんが同行してくださるとはいえ、一人でヒマラヤの山の中奥深くに入ることにはかなりの度胸が必要だった。さらに、高山病などの体調面の心配もあった。これまでにヒマラヤ登山を試み、途中で高山病で苦しんだ人の話しをよく聞いて来たし、ヘリコプターで搬送されて戻って来た人も見てきた。周囲には「大丈夫だよ」と余裕の顔をしていたが、心の中では弱くなりそうな自分と必死に戦っていた。
今回ガイドをしてくださったネパール人の方はトレッキングガイド暦10年以上の大ベテランだ。手続きで初めてお会いしたとき、やさしく強そうな方でそれがせめてもの救いだった。英語も話せる方だったので、ネパール語でわからなくなったときには英語でコミュニケーションもできたので楽だった。日本人は日本語ガイドをつけるのが普通なのに君はすごいね、と皆に言われ少し嬉しかった。
ガイドさんに言われるままに荷物をまとめ、いざ出発当日を迎えた。
(続く)
(続く)
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