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4月 10, 2013の投稿を表示しています

AAEEスタディーツアーを手伝って考えたこと

 二月下旬、日本から五人の大学生がネパールにやってきた。彼らがネパールまでやってきたのは、AAEEのスタディーツアーに参加するためだ。 AAEEとは、 Asia Association of Education And Exchange の略。これは僕の父が創設した、アジアの教育や学生交流について研究を行うグループである。 このAAEEが行ったスタディーツアーに僕は日本語とネパール語の通訳として同行した。今回のブログではそこで得た素晴らしい経験について記したいと思う。 今回のスタディーツアーでの僕の正式な任務は通訳であるが、実際には出来ることなら何でもするように言われていた。例えば、日本の学生が現地のネパール人に何か伝えることがあるときに、僕が日本語からネパール語に訳して伝える、これは通訳としての正式な仕事であるが、他にも荷物運び、買出し、送迎、食事の手配など、とにかく出来ることは何でもやるのだ。 今回のスタディーツアーの大きな特徴は、日本の大学生五名ととネパールの大学生五名が一週間共に過ごし、英語のみで交流しながら友好を深め、お互いの生活習慣や文化を理解するということにある。とにかく最初から最後まで日本人やネパール人同士で固まることは出来ない仕組みになっている。さらにプログラムをサポートするためにAAEEのスタッフ(僕のその一人)を始め数多くのネパール人が協力してくださり、非常に内容の濃い交流イベント。普段の生活で英語や外国人に接していない日本人には少し荷が重過ぎると、正直思ったほどだ。 日本とネパールという庶民レベルでは相互理解のほとんどない国の大学生同士が一週間という期間、ずっと共に生活をするというプログラムはとても珍しいと思う(少なくとも僕は聞いたことがない)。さらに一緒にネパール山岳部の村にも行き、村人の生活を一緒に体験する。今回参加してもらったネパールの大学生たちは皆、外国の大学生と一緒に生活体験をするのは初めてのことらしく、プログラムを楽しみにしており、準備段階から興奮気味であった。 このスタディーツアーではプログラム開始前から参加者全員がネット上で交流しながらあることに取り組んだ。具体的には、ネパールの参加学生と作詞し、日本の参加学生が共同でプログラムの主題歌を作詞、作曲し歌う練習をするのだ。音楽や英語の得意な学生たち